ベネズエラ・ギアナ高地のロライマ山へ登る旅の2日目は、前日深夜0:50に到着したカラカス空港のレストラン前からのスタート。昨晩同じSUBWAY前の待合所では、何人かのバックパッカーや旅行者と話をすることができた。その中で知り合ったインド系カナダ人のおじさんと、この空港内は一緒に行動することにする。彼は石油関連のビジネスで国内の別の場所へ移動するらしいが、フライトが僕と同じAC76 (僕の後ろの席に座っていた) で深夜につき、同じように「どうせホテルに行くぐらいならここにいた方がよい」と空港にいることにしたようだ。
今日は実は意外と重要な日だ。ロライマ山、エンジェルズフォールどちらにどう向かうとしてもひとまず行く必要がある国内の都市、Puerto Ordaz (プエルト・オルダス)、Ciudad Bolivar (シウダーボリバール) などに行き、そこでツアーを手配してこの旅行の予定をほぼフィックスさせるという一日。
そしてできれば、ロライマ山トレッキングツアーが催行されているふもとの街、「Santa Elena de Uairén」 (サンタ・エレナ・デ・ウアイレン) まで到達できるとうれしい。
まずは現地通貨へ両替だ
さて、まずはとにかくお金を現地通貨ボリバル・フエルテ (VEF、現地略号:Bs.F) に両替だ。現地通貨にしないとジュースすら買えないもの。両替はUSDからVEFへの両替しかできないので、あらかじめ成田でUSDを買ってきた。
USDとの間には、政府公認の「公定レート」 (USD1=2Bs.F) があるのだけれど、実はほとんどだれもこのレートでは両替しない。どこに行っても公然と闇取引 (闇レートなので USD=約5Bs.F とかになる) が行われているのだ。そしてこの闇取引、たとえばこの空港で誰がやっているかというと、「その辺にウヨウヨいる制服着た空港職員」がやっているのだ!もちろん制服組以外にもその辺にいるオッサンも両替してくれるのだが、まずは制服組の人と話してみるのが良いと思った。一応空港職員なので。
何人かが「Money? Exchange?」と話しかけてくるので、レートを聞いてみると、だいたい USD1=5Bs.F。聞いていたよりもレートが悪い。5人ぐらいと話して、結局レート5.2でまず500ドルを両替。これでひとまずなんでも買えるということで、一安心。(昨晩空港に到着した直後は、さすがに疲れていたので、変に騙されるリスクもあるかも、とわざと今朝まで両替は控えていた)
国内ターミナルへ移動
到着した国際線ターミナルから隣の国内ターミナルまでは、外(舗装道路)を歩いて500m強。まだ夜があけないうちに歩いて行くのは危険とのアドバイスを職員から受け、夜が明けた6:00ごろにカナダ人と一緒に移動。するとすでに国内線はすごい人。
事前情報で、「Caracasから飛行機も頻繁に飛んでいて、行こうと思えばバスで1時間でシウダーボリバールにも行ける」と評判のプエルト・オルダスにまず飛行機で飛ぶことにする。チケットを、間に合いそうな7:30AMの飛行機でとる。もしかしたらVHの6:45AMでも間に合ったかも。まあいいや。
飛行機チケット:340 Bs.F
空港使用税:27.5 Bs.F
朝食を空港でサンドウィッチがおいしい。: 40 Bs.F
プエルト・オルダス空港でツアーを探す
プエルト・オルダスには無事1時間ほどのフライトの後到着。空港は、思ったよりずっと大きく近代的な建物。
バッゲジクレームから出たところには、ネット情報通りいろいろツアー会社や土産物店があるので、さっそくどのようなツアーがあるのかあたって見る。
・・・!?!? しかし、、、アジア系だから!? 英語だからか!? なにか全然そっけない返事だ。向こうも英語がまったく話せず会話が全然成り立たない。数店回るが状況は同じ。不安がよぎる。
一端Information Centerのおねえさんのアドバイスを貰い、航空会社のチケットカウンターの横の Canaima tour (カナイマ・ツアー) という所に行ってみるものの、状況は同じで係員が英語を話せない!これはまずいな・・・と思っていたところ、その横にいたドイツ人のバックパッカー親子に通訳してもらって、ようやく、今サンタ・エレナへのチャーター便を出そうとしていることなどが分かった。
どうすんだこれ?と思っていたところに、カナイマ・ツアーのDiegoという英語を話せる人が登場。彼が英語が話せるとのことで!、ようやくいろいろと英語で相談することに。
この旅行の予定をどうするか? Diego氏と相談
ここでやはり、限られた日数にどうやってロライマ山とエンジェルズフォールの両方に行くのかという問題が出てくる。
いろいろ情報を整理すると、(いきなり予備知識がなくて読んだ方はほとんどなんだか分からないと思いますがw) まとめれば「日数が限られているのでロライマ山とエンジェルズフォールに両方行くのはかなり困難」ということ。
- 今日9/19は移動日に当てるとして、自分には 9/20~27 の8日間がある。ただし、9/28の朝0:50AMにカラカスを発ってトロントに戻るフライトのため、27日の午後9時にはカラカス空港に戻っている必要がある。
- ロライマ山のトレッキングツアーは、サンタ・エレナから5泊6日間だが、毎日出発しているわけではなく、直近では、「明日」ではなく「明後日」からスタート。
- 一方エンジェルズフォールにいくツアーは、カナイマ (これはまた別の街) から通常2泊3日、短いツアーでも1泊2日。そしてさらには、カナイマとサンタ・エレナとの間には直行便が有るわけではない。
- 飛行機は、だいたい毎日飛んでいるが、飛ばない日もある!
などなど。
しばし考えてみたが、
- この先飛行機で1時間のところの街シウダーボリバールにあるツアー会社からは、あらかじめメールで「明日出発のロライマ山ツアーは無い」との返事もすでに貰っている。
- もともと旅程がギリギリなのは分かっているし・・・
- この調子だと、シウダーボリバールに行っても、下手すると、ロライマ山、エンジェルズフォールどっちもどうにも行けなる可能性もある!
というわけで、ここはある意味フレキシブルな展開を満喫するこの旅行。、自分としては、「プライオリティー的にも、ロライマ山に登れれば、僕はそれで満足! 」と割り切ることにした。
どうやって今日サンタ・エレナへ到達するか?
さてそうなると今度は、どうやってロライマ山ツアーの出発地であるサンタ・エレナへ到達するか?が焦点となってくる。
Diegoと話すと、
- プエルト・オルダスからサンタ・エレナへはチャーター便のみしか不定期に飛んでおらず、今日そのチャーター便はあるが、その便は (今横にいる) 日本人の高価なツアー客でいっぱい。残念だが乗れない。 (笑)
- サンタ・エレナのツアー会社、Ericの部下のKendalが今ここに来ていて、彼がこれから車でサンタ・エレナへ戻るから、一緒に乗っけていってもらうか?
という話に。
ここから下手に一端シウダーボリバールに行っても、その先どうやってサンタ・エレナに行くのか情報収集には時間がかかるし、どれだけこのDiegoが信用おけるのか分からないが、ひとまずこの話に乗ってみることにした。
Diegoは横にいる日本人ツアーの添乗員と親しそうだし、空港のカウンターの中でも知られた存在。彼が「もう15年も一緒に仕事している」というKandalならだいじょうぶ?ひとまずあって見るか。
空港で飲み物5 Bs.F で一服し、念のためここからカラカスまでの復路を、9/27 19:30-20:30 Aeropostal VH351 233.26 Bs.Fで購入しておく。一週間前の発券で安い。
10:30にケンダルと会う。親父。息子連れ。Backpacker toursというツアーの人らしい。もしこのまま騙されていたら俺は誘拐されることもありうるわけだが・・・。総合的判断からこの親父の車に乗ることに決定~!
Kendalの車で7時間かけてSanta ElenaへGO!
車はTOYOTAのランクルだった。ただし冷房なし。窓全開で走る。
まずちょっと買い物するという。レストランで必要な大皿が必要なんだとか。それをさがすのに1時間半ほど街中をまわる。プエルト・オルダスではサッカーの大会コパ・アメリカをやるらしい。またオリノコ川とそこに作られたダムを見る。
その後、Kendalがおいしいというカフェで昼食。パンに作りたてのチーズのようなものをいれたもの。これがかなりの美味。(水他など含め60Bs.F) そしていよいよ出発。
(左: Puerto Ordazの街 右: これが美味しい!ランチに食べた地元の食事)
高速を130km/hで飛ばし、ひたすらサンタ・エレナへ。
プエルト・オルダス近郊は、高速道路も上の写真のように整備されているので、130km/hで車は疾走する。
途中いたるところで軍の検問がある。よく日本人のブログで「バス移動中にいろいろ尋問されたり賄賂を要求された」という検問だが、車にバリバリ「ツアー」と書いてあるもののw、人数が子供をいれても3人だからなのか?Kendalの軍人とのやりとりがうまいのか?順調にパスしていく。
日差しが強く湿気もある。プエルト・オルダスは気温30度オーバー。 そこから南下していくと次第に気候は乾燥してきたが、でも気温は変わらず。暑い。 750kmほどのドライブ。約7時間で19:00ごろ到着予定。
途中1時間ごとに休憩、トイレなど。 良いように考えると、これは個人チャータードライブだ。
上の写真はガソリンスタンドで。石油が出まくるこの国ベネズエラでは、なんとガソリンが満タン (50リットル) で3Bs.F = 100円未満。これはすごい!!
19:00すぎ、ゴール一歩手前のSan Francisco到達。
19:00すぎ、ついにKendalの家があるサンタ・エレナの隣町San Francisco (サンフランシスコ) に到着。彼は「ここに止まれば?明日ロライマ山行く人いないし、もう遅いし。」という感じだったが、なんとか説得しサンタ・エレナにあと1時間かけて行ってもらうことに。ありがとうKendal。
20:00、ついにサンタ・エレナ到達。
20:00、ついにサンタ・エレナ到着。Backpack tourのEricが経営するホテルにて、Ericと会う。彼はツアー会社を経営すると同時に、彼の家に併設するホテルをやっているらしい。
- 明日はだれもロライマ山へは参加者いない。もし行こうととすると6000Bs.F (ふっかけだろうが客一人で行くことになるのだから、それなりに金はかかるという意味だろう)
- 明後日ロライマ山に出発するのは、自分いれて12人。1780Bs.Fだ。
- 泊まるのは140Bs.F。今日は食事がないけど。
ぼられ気味だが今日はひとまずここに泊る。ツアーは、明日早朝さがすことも可能だろう。
Kendalにチップを渡し、ホテルから徒歩5分のレストランでピザとコーラを25Bs.F。
さすがに疲れた。。。22:00ごろ就寝・・・。zzz (翌日へつづく)
★この日のすべての写真はFlickr上のコチラのページで!














コメントなどどうぞ〜。
(Powered by TypePad Connect)