論文「完全でっち上げ」か ES細胞でソウル大調査委結論へ
韓国ソウル大の黄禹錫(ファン・ウソク)教授の胚(はい)性幹細胞(ES細胞)研究をめぐる疑惑で同大調査委員会は、ヒトクローン胚からES細胞11個をつくったとする5月の米科学誌サイエンス論文の執筆時点で当該のES細胞は一つもなかった、との結論に達した。聯合ニュースが同委関係者の話として26日伝えた。
まだ調査中なのだから、完全でっち上げなのかどうかは確定していませんが、それにしてもひどいなぁ、このニュースは・・・。共同研究者がピッツバーグ大学なのですよね。どこかの記事では、そのピッツ大の教授も、教授職剥奪の方向で大学が審議中と書いてあったし。否応なしに気になる。
詳細を逐次追っているわけではないので、細かいことは把握していないですが、大規模な研究予算によるプレッシャーとか、国民からの期待によるプレッシャーとか、いろいろなものがあったであろうことは想像できます。が、やはり科学者としては、捏造は明らかに超えてはいけない倫理上の一線でしょう・・・。
それにしても、科学の分野で捏造を一回してしまうと、「もうどうにも止まらない」状態になると思うんだけどな。「嘘の上塗り」というか。捏造された研究をまた土台にして次の研究がどんどん構築されていくわけで、捏造の連鎖が始まってしまうことでしょう。
数年前、そう言えば、日本で「考古学のカリスマ」みたく呼ばれていた「黄金の腕を持つ」みたいな、なんでもどんどん重要な遺跡や土器を発見しちゃう学者がいましたな・・・。毎日?新聞だかが捏造の真相をスクープして、結局、その学者の研究業績全部総点検、そして他のいろんな研究にも波及効果出まくり・・・だったような。
あれも一回「仕込んだ土器」を発見して、「すごい業績だ!」とかなると、もうどうにも次回以降引っ込みが付かなくなるんだろうなぁ・・・。
姉歯事件の事も最近大ニュースになっているし、「職業倫理」なりの「倫理」が問われる時代だなと思いました。

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