土曜日もきちんと仕事をコツコツやってみたけれど、夜はちょっと休んで昨日買ったSlingBoxを設置、インストールしてみることにしました。
箱を開ける
梱包がやたらと凝っているので、開封するのにちょっと苦労しましたが(この梱包をもうちょっとシンプルにしたら、少し安くなるんじゃ・・・)、無事開封。で、本体の他には、諸々のケーブル(LANケーブル、TVアンテナケーブル、コンポジットケーブル、Sケーブル、ACアダプタなど)と、設置するための、ポスターぐらいの大きさの巨大な図解説明書。あとソフトのCD-ROM。SlingBoxの背面は以下のようになっています。(説明書より)

アンテナを接続
地上派TVかアナログケーブルTVをつなげる場合は、TVチューナーがSlingBoxに内蔵されているため、アンテナケーブルを分岐して(Spliterは別売り)SlingBoxへつなげばOK。この場合はチューナーはSlingBox内蔵チューナーを使うことになるので、家族が一人TVを見ていても、その横にあるSlingBoxを通して別のチャンネルをリモートから見ることができます。
一方DigitalケーブルTVやDVRなどのセットトップボックスなどによるTVをSlingBoxへ入力したい場合は、SlingBoxにはチューナーは入っていないので、セットトップボックス側のチューナーを使うことになります。チューナーのチャンネル制御は、リモコン用ケーブルをSlingBox→セットトップボックスへのばして、赤外線でコントロールする形になります。従ってこの場合、セットトップボックスのチューナーをTVで見る人とSlingBoxで共用することになるため、同時に別々のチャンネルは見られません。(セットトップボックスが複数必要になります)下記の図がそのような接続形態。

ネットワークを接続
さて、次はネットワーク的な設定なのですが、結論から言うと、「Universal Plug and Play対応のブロードバンドルーターがある環境なら非常に簡単」ということ。SlingBoxはUPnPに対応しているので、その環境ならPC上のセットアップウィザードから「次へ」「次へ」ですんなりと設定は終わると思います。ただ、UPnP対応でないルーターの場合は、静的に開けるポートを設定することになったりします。また、環境によっては、ISPから配られた「モデム+ルーター」に、さらに「ワイヤレスルーター」を接続した「二重NAT状態」になっている場合もあるわけで、この場合も多分二重をやめて「1重NAT」に戻すなどの作業が必要と思われます。その辺りの注意に関しては、紙の付属品にも「Caution!」として書かれていたりするので、SlingMedia側としては「やるべき対応はしている」という感じもします。この辺は現在のブロードバンドの実情においてデータを発信する場合に共通の鬼門でもありますな・・・。とりあえず「UPnPルーター環境が最適」ということです。下記が、望まれるべき環境。

アンテナの接続、ネットワークの接続が終わると、はれてSlingBoxの電源を入れます。30秒以内ほどで、LEDがきちんと点灯すればOK。
セットアップウィザード
その後は同じネットワークにつなげたPC上で、CD-ROMからセットアップウィザードを実行します。これ自体は、設置する環境がUPnPのルーター環境であったため、かなりすんなりと「次へ」「次へ」で行くことができました。途中、ソフトウェア自体をネットワーク経由でアップデートしたり、さらにSlingBoxのFirmwareもアップデートしましたが、特に問題はなく、順調に終了。
チューナーのチャンネルについて
SlingBoxのチューナーの設定も途中に行いますが、自動的にチャンネル(1~115?チャンネルぐらい。USでの地上波・アナログCATVチャンネルの範囲)を走査して、受信しているチャンネルのみをONにするスキャン機能もあり、かゆいところに手が届いている感じです。ちなみにこのSlingBoxを日本に持って行ったらどうなるか?ということですが、例えばこのページの一番下やここのページに日本とUSのチャンネルの対応具合が書いてありますが、まぁ、だいたいうまくいくんじゃないか?(日本の6chは微妙?)というふうに思います。
下記のようにUPnP関連の設定をやって、ウィザードは終了していきます。

外部インターネットからの接続
ところで、外部インターネット(外出時)からどうやってこのSlingBoxへつなげるかということですが、SlingBox独自の「FinderID」というIDを使う方式になっています。このIDは、UUID(or GUID)と呼ばれる形式で、例えば「e1307ca0-11f2-11da-8cd6-0800200c9a66」こんな感じになります。普通だと、ホームネットワークがISP側から振られるIPアドレスが接続/切断の為に変わってしまうため、しかたなくDynamicDNSをルーターかPCに設定して、IPアドレスが変わっても、「Okoshi.ddns.org」というような同じホスト名でホームネットワークへつなげられるようにする・・・というような事をするのですが、SlingBoxの場合は、どうやらSlingBox自体が自分のFinderIDを、slingmedia.comかどこかへ送信しているようです。一方自分のPCのSlingPlayerソフトウェアにもこのFinderIDを登録しておきます。外出先で自分の家のTVを見たくなったときは、SlingPlayerを起動すると、Playerはslingmedia.comかどこかに接続し、「このFinderIDのSlingBoxは、いまどのIPアドレスで接続できるか?」と問い合わせているようです。まぁ、DynamicDNSをもともと使っていない人もいるわけで、その方が手順としては簡単っちゃ簡単かもしれません。
自分ち以外のSlingBoxにつなげようと、プレーヤー側に新規登録させようとすると、例えば以下のようになります。

というわけで視聴してみて・・・の感想
以上でだいたいセットアップは終わりで、SlingPlayerを起動して、実際TVを見てみました。TVをネットワーク経由で見るのは自作のシステムでいつもやっているので、実は特に新鮮ではないのですが、TIのチップでハードウェアエンコードされているので安定性に関して「安心感」があるというか、そんな感じです。以下、いろいろと。
・TIのWindows mediaハードウェアエンコーディングのチップを使っているようです。本体は少し暑くはなりますが、専用のPCを用意して・・・というよりは、場所も小さいし、電気代も少ないだろうし、安定していると思うし(うちのWMP9エンコーダはなぜか時々終了してしまう)、これで$249ならかなり良いかも。
・Playerソフトには、もちろんチャンネルリモコンがついています。
・やっぱりというか、まぁ、しかたないんですが、同時接続は1クライアントのみです。2人以上の同時視聴はできません。家族で同時に・・・と言う場合は、WMP9エンコーダソフトを使うPCシステムということになるでしょう。
・Playerソフトウェアを通じて、SlingBoxのエンコーダーの設定が可能。上級者用モードでは、帯域を1.4Mbps程まで手動であげることができます。640x480 30fpsぐらいになるようです。ただ手元の環境はもともとの画像ソースがアナログCATV(それもUSなので画像は汚い)なので、画質でどれだけ良いかはいまいち不明。
・まだ外部インターネットからの接続・・・ためしてません。次のレポートで。ただ、今までの自作システムのように、Windows Media Playerと自作チャンネルソフトを2つ起動しなくてもいいので、結構おきらくで良いシステム化も。
つーわけで、UPnP環境があれば割とインストールも簡単(マニュアルもかなり分かりやすい部類だとは思う)で、$249で、WMPをハードウェアエンコーディングできるのだから、結構良いんじゃないかと思うわけです。
最大の懸案事項は、やっぱりUSのブロードバンド環境だと思われます。VerizonのDSLでも、例えば$40ぐらいで、「下り3Mbps、上り768kbps」というのがスペックだったりする。実際、今滞在しているお宅は下り1.7Mbps、上り450kbps程です。以下にWMPエンコーダーがハードウェアでガリガリがんばっても、これじゃ良い映像はなかなか難しいわけで、ここが何とも悩ましい点ではあります。
Posted by onigawara at 2005年8月21日 12:01 | コメント (8) | トラックバック (0)
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