「全部入り端末」W21CAをレビュー。(2) の続きなわけですが・・・。
恐くてPCサイトビューアー (Opera) 使えない
多分世間的には、2.4Mbpsの速度を誇る携帯にOperaのフルブラウザがついたというのはかなりこの携帯の特徴だと思うのですが、何せ定額じゃないんで・・・。実はこのOpera、なんと一回しか起動したことないし、1ページしか読み込んでません。だって課金が恐いんだもん。(って、別に1回や2回使ったところでいきなり数万円かかったりするわけじゃないですが)
考えてみれば状況は単純ですが、つまりauとしては、Operaからのアクセスまでダブル定額に含めてしまうと、ユーザーは「月100円」とか有料の○○新聞ニュースサイトではなく、無料のノーマル番○○新聞サイトにアクセスしてしまうわけです。さらには「とにかく全インターネットWebページのブラウザが定額」なわけで、有限の無線帯域を定額で開放してしまうことになり、ユーザーが使いまくってネットワーク混雑しまくりな状況になってしまうことが恐いわけです。よって、定額にはしていない。
ただそこで、従量課金が、例えば「Yahoo!トップページを見たら40~50円」とかいう相場なわけです。2,3分ブラウズしていたら、もうグランデモカが飲めちゃうとか、とにかく大変。たまたま見たページが長いページだったり、画像サイズが大きかったりしたら、いきなり100円単位で課金。これはちょっと恐すぎ。所謂「パケ死」の地雷みたいなサービスなのです。先日予測したとおりフルにP2Pでもやった日には1ヶ月2000万のパケット代。そんなやつはいないにしても、ちょっと便利に使っていれば、すぐ万単位の請求になることは予想され・・・。(恐)
さらに混乱することに、料金プランが訳わからん事態になっているようです。せっかくホンジャマカの大きい人が野球しながら「ダブル定額」とかCMやっていてアピール度あったのに、このブラウザが出てきたおかげで実は料金体系がさらに変更になり、「ダブル定額」でない「パケット割ミドル」とか「スーパー」とかいう料金プランも、EZWeb見ているだけなら事実上定額。そしてOperaからのアクセスの従量課金は、実は「ダブル定額」にするよりも「ミドル」とか「スーパー」の方が安い。さらにこれは機種変更した人向け情報ですが、機種変更して「ダブル定額」から「ミドル or スーパー」にした場合、Opera用課金である「1パケットあたりの値段」が実際に割引適用されるのが翌月からとかで、今月中は実は「高いレートでの従量課金」なんだそうです。もうめちゃくちゃ。
こんな混乱状態で、販売店舗も苦労している模様で、ろくに説明せずに販売したあげくユーザーがパケ死してしまって訴えられでもしたら「説明責任」問題にかかわるとの判断から、ほとんど「脅し」みたいに「Operaは高いよ!高いよ~!」ってお客さんに説明しているようです。自分がW21CAを買ったビックカメラでも、申込用紙に「パケット代についての説明完了」みたいなメモがしてあったので、販売員の間で説明するように指導が出ていたと想像できますし、2ちゃんねる上での書き込みからは、機種変の人に向かって「とにかく絶対に今月中はOpera使うな!絶対!」みたいに強く言っていたお店もあるとか。
というこの状況で、ネット上の評判を見ていると、Operaを実際に使っているという報告がほとんどない・・・。良い悪いの評価以前に、みんな恐くて使えないっていう感じでしょうか・・・。液晶とかカメラの評判は本当にいいのにねぇ。
多分原因は、上に書いた料金問題以外にももう一つあって、ようするに「Operaと言えども完全にPCのブラウザ環境と同じというわけではない。そしてでかいと言えどもPCから比べれば画面も小さい。一方、日本の※大抵の※商業サイトは携帯向けページも用意していて、だいたいノーマルページと同じようなコンテンツが見れる。そのような状況下で、あえて普通の携帯ブラウザじゃなくて、金もどんどんかかるOperaを使う必要性がない」ということだと思われるのです。
で、今後の提案としては、「とにかくまずは安心して使ってみることができる環境を作らないと、恐くて使えない」わけで、何らかの課金上の対策が必要じゃないでしょうか? 例えばはじめの一ヶ月は定額にするであるとか、ライトユーザーが平均的に使う使用量(xMB/月とすると)までは月額定額で、xMBを超えた分は急激に課金される仕組みを作り、さらにそのxMBのリミットまであと何メガかをきちんとnotifyする仕組みを整備する、とかかな?
ここで書いた問題は、結局W21CAの端末の問題じゃなくて、auの課金システムの問題なわけで、そこをいじればどうにでも事態は動くような(もちろんプラス方向にもマイナス方向にも)気がします。