H-IIA6号機、打ち上げに失敗だそうですね。残念。slashdot.jpのコメントにも有りましたが、科学技術の発展を考えれば「少々の失敗にめげることなく、原因を究明して、それを改善し、また継続的な研究開発を行って欲しい・・・」とは思うものの、さすがに失敗が重なると、研究開発の体制にも「?」マークがつきますし、そう言う意味では体制を第3者の立場から評価するチームも必要だと思います。すでに有ることを期待するけど。また当然血税を使っていることを否定することは出来ず、失敗が込み入ってくると当然予算削減への圧力は増えてきたり、世の中的にも「俺の血税を!」という機運が高まるでしょうから、難しいところですね。。。
産経の新聞などによれば、過去2年間成功しつづけていたH2A1~5号機とは違って、今回の6号機は準備段階からかなりトラブル→延期が相次いでいた模様。
・整備中に機体の両脇についている固体ロケットブースターに不具合が見つかり、
・1段目のエンジンバルブの駆動装置からガス漏れが見つかり、
・打ち上げ40分前の最終確認段階でロケットの姿勢を制御する慣性センサー装置に
故障信号が発生し打ち上げを中断。
・今回の打ち上げでも、29日未明、機体を格納庫から発射点に移動させる際に、
発射点の空調装置の一部が動かなくなり移動が一時間遅れるトラブルが起きていた。
だそうで。素人目に見れば「一番大事なエンジンが爆発したりした訳じゃないから、致命的な深刻度ではないよね。H2Aのエンジンとしては成功だったんだし」とは思いますが、結局最終的にうちあがってなんぼの世界でしょうから、関係者の方々は大変でしょう。頑張っていただきたいものです。(知り合いにも複数関係者がいるので・・・。)
今までよりチェック体制が厳しくなってトラブルがより明らかになった、という見方もあるのかも知れませんが、このトラブルの多さの原因は何かな?と興味あります。
また、みどり2という衛星が問題を起こしたという事故もありましたが、「「みどり2」機能喪失の背景に存在する硬直した体質とアメリカの圧力」(nikkeibp) に面白い解説が書いてありました。(1)プラットホームというモジュール化された衛星の設計をはじめたものの、本来は途中で設計方針を変更し手堅くコンパクトな設計に変えるべきであったかもしれないのに、NASDAの硬直した体質によりここまで来てしまった事、また(2)1989年の日米通商交渉、通称「スーパー301」の日米合意によって日本は多くの衛星をアメリカから購入せざるをえなくなり、その結果日本国内の衛星関連の技術市場のパイが減り、「政治的配慮」によってほぼ均等にメーカーに発注が分けられ、それが衛星の失敗にも繋がった、というもの。
まったくこの分野は素人だからこの記事がどれだけのことを書けているかはうまく判断できないけれど、読んでいて宇宙技術開発を事情がかいま見ることができました。
Posted by tadashiokoshi at 2003年11月29日 14:56 | コメント (0) | トラックバック (0)
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